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IL CIELO
小田急線相模大野駅近くの店舗併用賃貸集合住宅。地階から2階までは飲食店が入り、住居部分はメゾネットタイプ3戸、フラットタイプ7戸で構成されている。駅へのアクセスの良さから、SOHO仕様の住戸のつくりとなっている。都市生活者として、「住居こそが日常の仕事の疲れを癒す小さなリゾート」になることをコンセプトとした。
それは帰宅して、洗面、入浴、排泄、食事といった「水回りの空間」が、清潔で、機能的で、快適であること、光と風が十二分に入る南側の開口部に設けることを重視している。浴室のゾーンは「入れ籠」(いれこ)のつくりとなっていて、その間(はざま)を利用した設備スペースをとることによって、意匠と設備の融合を図っている。浴槽はその先端に設け、それに連なるキッチンはアイランド型のコミュニケーションキッチンとして、皆で会話をしながら、クッキング、ダイニングを楽しめるように意図した。そうした住まいの本質である「アメニティ」を重視し、居住空間の「快適性」や「癒し」を改めて見直すことによって、昨今の都市生活者の多様なニーズに応えうる賃貸集合住宅のバリエーションのひとつとして提案した。各住戸は、セットバックによって道路からのプライバシーを守るつくりとする一方、テラス側に設けられた浴室も直上が永遠に占有できる「宙(おおぞら)=IL CIELO」をもち、浴槽に寝そべりながら、昼は青空や白い雲、そして行き交う飛行機を眺め、夜は満天の星空を満喫することができる。建物の外部仕上げは主にコンクリート打放しとし、可能な限りメンテナンスフリーを目指した。住戸部分の室内はイニシャルコスト、ランニングコストの低減の為、天井と壁はコンクリート打放し、床は二重床の上にビニルタイル張りとした。都市的なクールなつくりとする一方、賃貸集合住宅として入居者の退室時に貸主、借主共に過大な修理費の負担のないように配慮した。
それは帰宅して、洗面、入浴、排泄、食事といった「水回りの空間」が、清潔で、機能的で、快適であること、光と風が十二分に入る南側の開口部に設けることを重視している。浴室のゾーンは「入れ籠」(いれこ)のつくりとなっていて、その間(はざま)を利用した設備スペースをとることによって、意匠と設備の融合を図っている。浴槽はその先端に設け、それに連なるキッチンはアイランド型のコミュニケーションキッチンとして、皆で会話をしながら、クッキング、ダイニングを楽しめるように意図した。そうした住まいの本質である「アメニティ」を重視し、居住空間の「快適性」や「癒し」を改めて見直すことによって、昨今の都市生活者の多様なニーズに応えうる賃貸集合住宅のバリエーションのひとつとして提案した。各住戸は、セットバックによって道路からのプライバシーを守るつくりとする一方、テラス側に設けられた浴室も直上が永遠に占有できる「宙(おおぞら)=IL CIELO」をもち、浴槽に寝そべりながら、昼は青空や白い雲、そして行き交う飛行機を眺め、夜は満天の星空を満喫することができる。建物の外部仕上げは主にコンクリート打放しとし、可能な限りメンテナンスフリーを目指した。住戸部分の室内はイニシャルコスト、ランニングコストの低減の為、天井と壁はコンクリート打放し、床は二重床の上にビニルタイル張りとした。都市的なクールなつくりとする一方、賃貸集合住宅として入居者の退室時に貸主、借主共に過大な修理費の負担のないように配慮した。
【建物名称】 | イル・シエロ |
【所在地】 | 神奈川県相模原市 |
【竣 工】 | 2003年 |
【用 途】 | 賃貸集合住宅、店舗 |
【敷地面積】 | 267.02㎡ |
【延床面積】 | 1235.28㎡ |
【構造・規模】 | RC造、地下1階、地上9階 |
【受賞】 |
・日本建築学会 |
作品選集2006 |
|
・日事連建築賞・奨励賞 | |
・神奈川建築コンクール | |
優秀賞 | |